昨日夜遅くスカパーでしていた、江戸川乱歩原作の人間椅子を見ていたせいで少しまだ眠い亜きらです。
(結局寝落ちしました笑)
色んな方が映像化している乱歩さんは単純にすごいなーと思います。
嫌いとまではいかないですが、乱歩なら横溝正史の世界観や文章等含め私は好みです。
横溝正史の作品のなかで私が好きな「蔵の中」についてちょっぴり。
ある人間が妄想と現実の倒錯したような小説を主人公に見せる(送りつける)、という点では乱歩の人間椅子と似通ったところがあるお話。
病に冒された美少年が主人公のもとへ持ち込んできた自作の小説。
とある事情から覗きに魅せられ、他人の生活を垣間見てはハァハァする事が小説に綴られており、
読み進めていくと主人公の秘密を覗き見していたことを仄めかして…
そこへ現実が絡んでいき、これは物語か現実かその狭間か?と妙な世界へ落としこまれていくのが脳みそぱいんぱいんになります。
全体に暗く耽美的でエロティック。
薄幸の病んだ美少年の、覗きのきっかけや過去もじめじめと美しいです。
こちらも映画化しているようですね。
なんと中尾彬!
梅雨の日のお供にいかがでせう